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大阪港及び神戸港の外貿コンテナ貨物取扱量も、全国と同様に、平成6年までは一貫して増加してきたが、平成7年1月の阪神・淡路大震災による港湾施設の損壊等により神戸港の平成7年の外貿コンテナ取扱量は前年の約半分に減少した。一方、大阪港の平成7年の外貿コンテナ取扱量は、神戸港からのシフト分が本来の取扱量に上乗せされたため大きく増加している。震災によって損壊した港湾施設の復旧も進み、神戸港の取扱量も震災前の水準に回復すると思われるが、平成7年値は異常値であるため以下では平成6年値を分析する。
震災前の平成6年における両港の外貿コンテナ取扱実績を見ると、大阪港は1,320万トン(輸出500万トン、輸入820万トン)、神戸港は4,220万トン(輸出2,080万トン、輸入2,140万トン)であり、両港とも輸入量が輸出量を上まわっている。

図2−2.大阪港及び神戸港の外貿コンテナ貨物取扱量の推移

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平成6年の大阪港と神戸港の外貿コンテナ貨物量を合わせると約55百万トンであるが、全国の取扱量に占める大阪港のシェアは9%、神戸港のシェアは29%であり、両港を合わせると全国のコンテナ取扱量の38%を占めている。

図2−3大阪港及び神戸港の対全国シェア(平成6年)

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